こんにちは。つちまるです。
社会人1年目の皆さんは給与明細を見て項目の意味がわかるでしょうか?
厚生年金?健康保険?雇用保険?一体何なのか?
このような疑問を5分で解決します。
様々なサイトがありますが、
どれも堅苦しく理解が進まない人に向けて極端に簡単に説明しています。
最後には具体的な計算も記載しているので、
自身の給与明細と比較してみてください。
・厚生年金とは何かを知りたい/健康保険料とは何か知りたい
・厚生年金/健康保険/税金ははいくらくらいなのか知りたい
・ケーススタディで月20万円のケースを見てみたい
新卒1年目の平均給料は??
新卒の平均年収は約200〜250万円となっています。
こちらはあくまでも毎月の給料の12か月分となりますので、
上記した金額に+ボーナスと考えるのが適切ではないでしょうか。
額面から引かれる4種類の内容と金額
年収から引かれる税金等を把握する前に、
「額面」と「手取り額」の違いを把握する必要があります。
※「額面」とは
「会社から支給される総額」のことです。
基本的には給与明細の「総支給額」という項目を見ていただけると問題ないです。
※「手取り額」とは
税金や保険など後述する4つを額面から引いた金額のことを指します。
要するに、銀行口座に入るお金のことです。
ではここの税金や保険とはどのようなものがあるでしょうか?
先に説明をしてしまうと、4つありそれが
・健康保険
・雇用保険
・税金(所得税/住民税)
制度を細かく記載してもしょうがないので、
①何に使われているのか
②どのくらい引かれているのか
2点に絞ってお伝えします。
厚生年金
①何に使われているのか
要するに自分が老後になった時にお金が貰えるように
今から払っておくお金と思ってください。
正確な金額は年収等によって異なりますが、
20歳から60歳まで40年間支払い続けると、
毎月おおよそ15万円程度亡くなるまで入ってくるという制度です。
参考:年金の平均受給額「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」(厚生労働省)
②どのくらい引かれているのか【厚生年金】
お給料の9%(正確には9.15%)です。
国が徴収するのは18%(正確には18.3%)ですが、
これを会社と自分で半分にするので負担は9%となるわけです。
参考:日本年金機構
注意)左の「標準報酬」というのが「給料」のことで
一番右の「折半額」というのが自身が支払うパーセンテージです。
健康保険
①何に使われているのか
3割負担で病院にかかる治療等を受けるようになれるものです。
会社から発行される「健康保険証」のことですね。
②どのくらい引かれているのか
お住いの都道府県によって異なりますが、
おおよそ5%と思っていただいて問題ありません。
国が徴収するのは10%(正確には都道府県によって若干異なる)ですが、
これを会社と自分で半分にするので負担は5%となるわけです。
雇用保険
①何に使われているのか【雇用保険】
失業した場合などに給付を受け取ることができます。
②どのくらい引かれているのか【雇用保険】
一般事業者は0.3%で統一されています。
税金関係(所得税/住民税)
①何に使われているのか
これはどちらも「稼いだから支払う」税金です。
所得税は国に、住民税は地方に支払っています。
②どのくらい引かれているのか
この所得税の計算はややややこしく、「額面」のみでは計算ができません。
しかし、新卒の給料であればおおよそ5%として考えていただいて結構です。
参考:所得税速算表
注意)一番左の課税される所得金額というのは「年収」と異なりますので注意してください。
又、住民税は社会人2年目から適用されるものとなります。
今は気にしなくても大丈夫ですが来年以降はさらに税金が増えることとなります( ゚Д゚)( ゚Д゚)
実際に計算をしてみよう!
今回は簡単に月20万円のお給料を貰っている人の計算となります。
支給 | 控除(引かれるもの) | ||
基本給 | ¥200,000 | 健康保険料 | ¥10,000 |
厚生年金 | ¥18,300 | ||
雇用保険 | ¥600 | ||
所得税 | ¥10,000 | ||
住民税 | ¥0 | ||
支給合計 | ¥200,000 | 控除合計 | ¥38,900 |
手取り額 | |||
¥161,100 |
なんと「額面」で20万円支給をされても
「手取り」は16万円程度しかないということになります。
社会の定めですが、なかなか厳しいところがありますね。。。
まとめ
「額面」の金額から「健康保険/厚生年金/税金」を引いた金額が手取りとなる。
健康保険や厚生年金がどれくらいかというのは以下の通りです。
・国民健康保険…5%(会社と自分で10%を折半して払う)
・雇用保険…0.3%
・所得税…5%
毎月の月収が20万円の方であれば約4万円は税金として持っていかれる。
このように税金が多く惹かれているので、
ぜひ他にも「お金」勉強をしてみてください!
参考にこちらもご覧ください。
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