「社会人2年目ではどんな変化が起きるだろうか?」
仕事のことや、お金のこと様々なことが1年目とは大きく異なってきます。
そこで、社会人2年目に起きる変化やすべきことなど、
網羅的に解説していきます。
この記事を読んで、同僚に大きな差を付けましょう!!
・社会人2年目は「住民税」が入ってくるので手取りは下がる
・社会人2年目の貯金額は中央値で見れば現実がわかってくる
・社会人2年目のあるあるは5つ
・社会人2年目に必要な考え方/力は完遂力・付加価値力・チャレンジ精神の3つ
社会人2年目の貯金や給料はどう変化する?
社会人2年目に入る前に、一番気になるところではないでしょうか。
給料の伸び率は?手取り額は?住民税とは?
ここら辺のことを順番に解説します。
社会人2年目の給料の増加率
大中小それぞれでも上昇率は大きくは変わらず、1.6%となります。
例えば、月給20万円の人であれば、20万3,200円となり、上昇額は「3,200円」となります。
30万円でも上昇額は「4,800円」になる計算です。
給料で見ると増えている現状がありますが、実は手取りで見ると1年目よりも、2年目の方が下がるのです!
いったいこれはなぜでしょうか?
次で解説します。
社会人2年目は必ず理解したい【住民税】
結論からいうと、住民税という1年目にはかからなかった税金が発生するからなんです。
ではどのくらい支払いが増えるのでしょうか?
計算方法としては、所得割額=(所得額-所得控除額)×税率(10%)-税額控除額になりますが、各個人によって金額が異なりますので、概算として算出します。
例えば、初年度(4月~12月)の年収が200万円の場合年間でおおよそ8.3万円となり、
月々に直すと約6,910円になります。
お気づきでしょうか??
要するに月20万円の収入の人が社会人に
2年目になった際に上昇する金額は「3,200円」ですが、住民税として引かれる金額が「6,910円」なので、
給料が上がるが、手取りは減ると言われるのはここが理由なのです!
社会人2年目の平均貯蓄額は?
手取りも減るけど、みんな貯金は出来ているのだろうか。
いくらくらいあるんだろうと思う人も出てくるでしょう。
結論からいうと、20代(年収300万円以下)の貯金の平均は72万円です。
そんなにあるの?と思う人も多いかと思います。
実はこれにはからくりがあり、「平均値」と「中央値」というものを理解する必要があります。
まずは中央値を理解しよう!
ほとんどの皆さんはお金のことを考えるときに、学校で習った「平均値」を使いますよね?
ただ実はこの平均値は現実を反映していないことは多々あるのです!
平均値と中央値の違いを理解するためにまずは下記の画像をご覧ください。
平均値はすべての数値の合計をその足した人数で割りますが、
中央値は総数を下から数えてちょうど真ん中の数値になります。
要するに、平均値とはより大きな数値に引っ張られるために現実と乖離する可能性が非常に大きいです。
なので、より現実に近い数値を考える場合、中央値の方が適切となります。
社会人2年目の貯蓄額の中央値は?
20代(年収300万円以下)の中央値はなんと8万円です。
逆にこちらの方がしっくり来る方のほうが多いのでしょうか。
ですので、多くの人が「仕事辞めたいけど、お金が…」と心配する原因は実はここにあったのです!!
参考:金融広報中央委員会|家計の金融行動に関する世論調査(令和3年度)
社会人2年目あるある(変化や目標)
社会人2年目はお金のことだけではなく、仕事内容にも大きく変化が求められます。
どんなことが起きるでしょうか?
ほとんどの会社で起きる「社会人2年目あるある」をまとめましたので、見ていきましょう。
②同期との差が付く
③仕事内容が大きく変わる/責任が重くなる
④新人扱いされなくなる
⑤実績での評価になる
①後輩ができる
当然ながら今年の新卒が入社してきます。
ここで辛いのが「今年の新卒と比較されやすくなる」ということがあります。
例えば、新入社員と自分どっちが仕事できるかと聞かれると、当然、自分の方が1年間長く会社にいるので仕事ができると思われます。
そのタイミングで仕事を新卒にぬかされると、「1年長く仕事をしてきたのに…」と見られてしまうわけですね。
精神的にやられてしまう出来事ランキングでは上位に入ることではないでしょうか?
②同期との差が付く
比較対象は今年の新卒だけではなく、同期の間でも比較されるようになります。
「同じ期間働いているのに…何でこんなに差が生まれるんだ?」という訳ですね。
つらい( ゚Д゚)
3年以内の離職率の高さというのもここに起因するのではないでしょうか?
仕事の出来によっては、次に紹介する「仕事内容」にも大きく関わってくるかもしれません。
③仕事内容が大きく変わる/責任が重くなる
社会人1年目と比較すると、2年目の方が仕事内容も変化し責任も大きくなってきます。
例えば、営業であれば1年目の見本になるようにノルマをあげられたり、経理であれば会社の資金に直接関わる業務に携わることもあるでしょう。
私の場合、2社目の2年目にはスタートアップの事業に参加させて貰いました。
かなり、収益責任ということでノルマは厳しかったですね。
なので、業務内容が大きく変わることによって戸惑う人が多いでしょう。
2年目に入る前に準備ができることはしておきましょう。
④新人扱いされなくなる
2年目はまだまだ新人の部類ですが、新入社員が入社するので1年前よりも新人扱いしてもらえないでしょう。
例えば、社会人1年目はどんどん上司に質問をしていたが、2年目になると質問しづらいなど。
なので、自主的に計画、実行、改善を行う必要性があります。
⑤実績での評価になる
社会人2年目になると、頑張っているかどうかよりも、実績を重視されることが多いです。
1年目は実績を出すというよりもむしろ、社会人としてのいろはを知ることや、業務内容を知ることを重視している会社が多い様子。
しかしながら、2年目では1年目の経験を生かして「実績を出す」ということに注目されます。
実績と言ってもそこまで大きなことではないケースが多いですが、例えば1年目に上司に手伝ってもらっていたことを1人で完遂できるようになること。
他には1つの部署の業務を網羅的に手伝うことができるなど。
つまり、1年目に学んだことを生かして、2年目にはどのような付加価値を会社に提供したかということを見られるということですね。
社会人2年目に求められることとは?
社会人2年目に求められる、力やスキルというものはどんなものがあるのでしょうか?
この章ではどちらかというと2年目に心得ておくべき考え方を中心に紹介します。
①完遂力
与えられた業務を何がなんでも完遂(完了)させる力です。
当然そのためには思考力も重要ですし、改善力も必要になってきます。
なので、例えば、大量の業務があったとしても、
「無理だな…」と考えるのではなく、「完遂させる為にはどのようにすればいいだろうか」と考え方を変えなければなりません。
これを継続していくと、周りも仕事をさらに任せるようになり、
自身のスキルアップや年収の増加につながっていきます。
②付加価値力
会社に付加価値を提供する力です。
付加価値とは自身が貰える給料よりも、会社にもたらした利益の方が大きいということです。
例えば、給料が20万円の人の働きによって会社に10万円しか利益にならない場合、当然その人を採用している意味はなくなりますよね?
なので、会社に30万、50万、100万と利益をもたらす付加価値を会社に提供をしなければなりません。
これは、営業であれば件数などでわかりやすいですが、考え方は事務でも変わりません。
例えば1人が1日がかりで行って終わる業務を、半日で終わらせるような仕組みを作ったとすれば、その浮いた半日分の人件費は会社の利益になります。
このように会社への付加価値を常に考えながら行動をすることによって、毎日の業務効率も大幅に改善されることでしょう。
③チャレンジ精神
最後は割と当たり前ですが、なんにでもチャレンジし、失敗をすることです。
1年目はすべてが初めてで、失敗を多くすると思います。
しかし、2年目になると業務に慣れ、失敗することが少なくなる人が大半です。そうなると、一切成長は見られません。
なので、その常識をたたき壊して欲しいのです。
例えば、30代40代になって大きな失敗をするのと、20代のうちに失敗を多くしておく。どっちがいいでしょうか。
当然20代に様々経験した方が、30代40代での成長率も違ってきます。
「チャレンジ精神」と簡単に言いましたが、
もしかすると成長においては一番重要なことかも知れませんね。
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