「パキラが枯れる/しおれる原因や理由を知りたい」
「パキラを復活させたい」
こんなお悩み解決します。
観葉植物の王様と言っても過言ではないパキラは植物初心者にとても人気があります。
巷では、「初心者におすすめ」と言われていますが、本当にそうでしょうか。
この記事を見ている人の中にも「1度枯らしてしまったんだよね」という人もいるかと思います。
実はパキラ難しい部分があるのです。
ですので、ここでは、パキラが枯れる原因やその対策、そして枯れないためのケア方法について詳しく解説します。
※この記事から分かること
・パキラが枯れる原因や理由を知ることができる
・根腐れかもと思った時の対処方法を知ることができる
・日々どのようなケアをすればパキラが大きく育つのか、育て方を知ることができる。
パキラが枯れる/しおれる原因と具体例
パキラは環境の変化に敏感で、比較的に簡単に枯れてきてしまいます。
理由はさまざまありますが、下記に代表的な原因を挙げます。
1. 水やりの不適切さ
パキラは根が少ないため、乾燥気味な湿気を好みますが、過剰な水やりが原因で枯れることがあります。
ただし、土壌が乾きすぎると、根が乾燥して枯れることがあります。適度に保水をしつつ、水はけがいい土で育てることが重要です。
「最後水やりしたのはいつなのか?」「毎日水やりをしてないか?」「自宅の環境は何日程度で土が乾くのか?」
そう言った部分を再度思い出してみましょう。
2. 不適切な光条件
パキラは明るい間接光を好みますが、直射日光に当たると葉が焼けることがあります。
また、光が不足すると葉が黄変し、最終的には枯れてしまうこともあります。
なので適度な明るさが必要になります。
具体的には、暗くても本が読める程度の光、明るくてレース越しの光の間で調整をしてみてください。
3. 温度と湿度の問題
パキラはもともと温暖な気候で育っているため、寒さに弱い植物です。
寒い場所に置くと葉が黒くなり、最終的には枯れてしまうことがあります。
特に野外で育てている人は、冬の期間だけは室内に取り込み、窓際ではなく、室内の中央に近いところに配置をしましょう。
また、比較的に乾燥した土を好みますが、乾燥しすぎた環境では水分を取り込むことができない為、体調不良が起きる可能性もあります。
4. 病害虫の影響
病害虫の被害もパキラが枯れる原因の一つです。
例えば、アブラムシやカイガラムシ、根に寄生する病原菌などが葉の枯れを引き起こすことがあります。
葉をよく見ると小さな粒が動いていたり、蜘蛛の巣のような粘着性のある糸が付いていたりする場合があります。
そんなときは虫を疑ってみましょう。
枯れた/しおれたときの対策(軽度)
パキラが枯れてしまった、しおれてきた場合には、
以下の対策を講じることで回復の可能性を高めることができます。
そこまで重症ではない場合、早期の対策により復活する可能性が非常に高くなります。
1. 水やりの見直し
自身の水やりの頻度を再度確認をしましょう。
基本的には「土の中が乾いたらたっぷりと水を与える」が基本です。
常に土が濡れている状態もNGですし、乾燥しすぎていてもパキラは枯れてきてしまいます。
そうはいってもタイミングや頻度が難しいと思う方は詳しく解説しています。
参考にしてみてください。
2. 光の調整
もともとは屋外で育っている植物ですので、明るい光が好ましいです。
あまりにも暗い場合、光合成ができず、成長するエネルギーを作り出すことができない為、生育不良になってしまいます。
とはいえ、場所の問題でどうしても光が確保できない場合は、植物用の成長ライトを使用するのも効果的です。
室内で育てる場合は、窓辺などの明るい場所が理想的です。
3. 温度と湿度の管理
パキラは温度の変化に敏感ですので、室温を一定に保ち、冬場は特に注意が必要です。
冬の寒さから守るために、暖房を利用するか、植物用の保温マットを使用するのも良いでしょう。
また、湿度が低い場合は、葉に霧吹きをするか、加湿器を使用して湿度を保ちましょう。
4. 病害虫の対策
病害虫の被害が疑われる場合は、まずは葉や茎をよく観察し、病変や虫を確認します。
数が少ない場合、濡れたタオルでふき取ったり、歯ブラシで落とす方法があります。
あまりにも数が多い場合は、物理的に完全に駆除することは非常に難しいので、市販の殺虫剤を使用することで対処できます。
また、葉に付着している病原菌やカビが原因であれば、葉を取り除き、植物全体に抗菌剤を散布すると効果的です。
パキラが枯れない/しおれないために行う日常的な世話(ケア)の方法
パキラが健康に育つためには、日常的な世話が欠かせません。以下のポイントに気をつけることで、枯れにくい状態を維持することができます。
1. 定期的な水やり
パキラの土壌は、常に少し湿った状態を保つことが理想です。
具体的には、水やり直後の鉢の重さを100とした場合に、20~30%程度の重さになった場合に水やりが必要になってきます。
しかし、水やりの頻度は季節や気温によって変わるため、土壌の状態を常に確認し、必要に応じて調整します。
2. 適切な光条件
パキラを適切な光条件の下に置くことが大切です。
直射日光は避け、明るい間接光の中で育てることを心がけましょう。
又、一度置いた場所を定期的に変更してしうと、植物にストレスがかかるため、最低1週間程度は動かさずに様子を見ましょう。
室内の植物は定期的に向きを変え、光が均等に当たるようにするのも効果的です。
3. 環境の安定化
温度や湿度を安定させるために、エアコンや暖房の風が直接当たらない位置にパキラを置きましょう。
重要なのは温度や湿度を可能な限り一定にすることです。
人間と違い服で体温調整を行えるわけではないので、環境を一定にすることを心掛けてください。
特に気温の上下が激しい、夏、冬は室内に入れることをお勧めします。
4. 健康状態のチェック
定期的に葉の状態や土壌の状況をチェックし、異常があれば早めに対応します。
病害虫の予防として、定期的な葉の拭き掃除や、植物の周囲を清潔に保つことも効果的です。
又、室内でも使用できる病害虫予防の薬剤もあります。
定期的な薬剤塗布も考えておきましょう。
5. 施肥の管理
成長期には、適切な肥料を与えることでパキラの健康を支えます。
過剰な肥料は根に負担をかけるため、パッケージに記載された指示に従って施肥します。
以上のポイントを守ることで、パキラが元気に育ち、美しい葉を保ち続けることができます。
もしパキラが枯れてしまった場合でも、適切な対策を講じることで復活の可能性がありますので、焦らずじっくりとケアしていきましょう。
まとめ
パキラは初心者向きと言われていますが、実際には難易度が高く枯らした人も多い植物かと思います。
枯れる原因としては、土の水分過多、環境の変化、病害虫と多様にわたります。
原因を突き止め、それに合わせた対策を行うことが重要です。
水分過多→水やりの見直し
環境の変化→室内へのとりこみ
病害虫→物理的に排除、もしくは薬剤
植物の生命力は非常に強いので、適切な管理をすると時間をかけて回復していくはずです。
数日で結果が出ないからと言って方法を変えるのではないく数か月単位で継続してみてください。
そうするればパキラも元気に成長していくはずです。
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